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【IG証券】日本株CFDの始め方。取扱銘柄、取引手数料、ファンディングコスト(金利)

IG証券_日本株CFDの始め方
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IG証券の株式CFDでは、現物株の1/5の資金で個別株に投資することができ、さらに株式CFDであれば、単元数に縛られずに1株から買うことができます。

現物や信用取引では単元でしか買えないので、株価が高い銘柄は個人には厳しいですが、CFDであればそんなことはありません。

このページではIG証券の日本株CFDを徹底解説します。

  1. 取扱銘柄と資金効率
  2. 取引手数料
  3. ファンディングコスト(金利)

CFDは金利がかかるため超長期で保有するには現物の方が良いですが、数週間~数ヵ月~1年といった短中期であれば、CFDは良い選択肢だと思います。

特にファーストリテイリングやキーエンスなどの値がさ株におすすめです。単元数では一般人には買えない価格ですから。

取扱銘柄と資金効率

IG証券では4,000銘柄以上の日本株を株式CFDで取り扱っており、国内証券会社の中ではトップクラスです。

そもそも日本の個別株をCFDで取引できる証券会社はほとんどありません。

IG証券の株式CFDは5倍レバレッジなので、株価の1/5の証拠金で投資できます。以下の図で、5ロット(5株)の場合に株価と証拠金が等しくなっていることが分かります。

日本株式CFDの証拠金日本株式CFDの証拠金

日本を代表する企業の株を持つのに必要な最低資金を比べます。

▼最低資金(CFDは1株、現物は1単元)

日本株 株式CFD 現物株
ファーストリテイリング 16,616円 830万円
任天堂 13,030円 615万円
ソフトバンクグループ 1,478円 74万円

※2021年7月時点

現物株ではとても買えないような銘柄でも、株式CFDでは買えることが分かります。1/5の資金でOKということもありますが、1株から買えることも大きなメリットです。

米株などの国の株は1株から買えるのですが、日本株はいつまでも単元数の制限をやめようとしません。国内でもLINE証券やPayPay証券など単元未満で買えるサービスも登場してきていますが、レバレッジはないのでCFDに冥利があると言えます。

取引手数料

IG証券の株式CFDは取引手数料だけでスプレッドはありません。

  1. 取引手数料のみ
  2. スプレッドはない

取引手数料には1回の取引ごとに必要な「①オンライン取引手数料」と1株ずつ必要な「②片道手数料」があります。

市場 ① オンライン取引手数料 ② 片道手数料
日本株 110円/1取引 0.055%

① オンライン取引手数料

オンライン取引手数料は取引ごとに発生する手数料で、新規約定時と決済約定時のどちらでも発生します。

1回の取引で何株を取引しても変わらないので、1回の取引の約定額を多くした方が1株あたりの取引手数料は安くなります。

ただし、日本株CFDの取引手数料は安いので、手数料を抑えるためにまとめて取引するよりも、取引タイミングを分散して高値掴みや早期利確を避けた方がよいと思います。

▼取引手数料の回収に必要な値上がり率

約定額 必要な値上がり率
1万円 2.2 %
10万円 0.2 %
100万円 0.02 %

1万円の約定額であっても、たった2.2%値上がりすれば取引手数料を回収できます。それであれば、手数料を気にせず分散して買った方がリスクを抑えることができます。

(例)1株価格が1万円の株を1単元(100株)買う予定の場合。10株×10回でタイミングを分散して買っていく。

さらに株式CFDは1/5の証拠金でよいので、1株価格が1万円の株を10株買うのであれば、2万円の証拠金で買うことができます。

② 片道手数料

片道手数料は約定額に対する手数料で、新規約定時と決済時のどちらでも発生します。

日本株CFDでは0.055%です。

▼取引株数ごとの合計片道手数料

約定額 片道手数料(合計)
1万円 11円
10万円 110円
100万円 1,100円

時間分散やドルコスト平均法(積立)で買って中長期でキャピタルゲインを狙う投資法であれば、それほど気にする必要はありません。株投資の戦略的にも、少なくとも数週間~数ヵ月は見る方がよいです。

ファンディングコスト(金利)

CFDでは、ポジションを翌日に持ち越すことで金利が発生します。オーバーナイト金利などとも呼ばれますが、IG証券ではファンディングコスト(資金調達コスト)と呼びます。

ファンディングコストがあるため、CFDは長期投資には向かないと言われます。そのとおりなのですが、株式CFDには配当があるため、高配当銘柄だとこの影響を小さくできます。

また、短中期であればファンディングコストのデメリットよりも1/5の資金で良いメリットの方が大きいです。CFDにはファンディングコストがあるから現物の方が良い、と考えるのはは短絡的です。

IG証券の1日に発生するファンディングコストの計算式は以下のとおりです。

総取引金額(当日終値 × ロット数) × 基準金利 ± 2.5% ÷ 360日

約定額ではなく、当日終値の金額で算出されます。日本株の基準金利は円LIBOR1カ月物であり、2021年7月だと-0.064とマイナスです。日銀のマイナス金利政策は当分続くと思われるので、金利は少なく抑えられます。

具体的にどれくらいのファンディングコストが発生するかを見てみます。株価が変わらない場合で計算していますが、実際は株価に応じて変わります。

▼ファンディングコスト(金利)の具体例

ポジション価格 1日あたり 1年あたり 
1万円 0.68円 244円
10万円 6.8円 2,440円
100万円 68円 24,400円

※2021年7月時点

1日あたりのコストは大きくありませんが、大きな金額で長期にポジションを持ってしまうと金利でじわじわと削られていきます。そのため適当なタイミングで利確、損切りをすることが大切です。

最後に高配当銘柄の配当利回りを見ておきましょう。高配当銘柄であれば、配当で金利を相殺することもできます。

▼日本株の高配当銘柄

銘柄 配当利回り
JT(日本たばこ産業) 6.14 %
ソフトバンク 5.93 %
日本郵政 5.48 %
コナカ 5.71 %

※2021年7月時点

上記の銘柄は2.436%(2.5%-0.064%)の金利を上回る配当利回りなので、この状況が続くと仮定すれば、長期で保有したとしても金利でマイナスになることはありません。

このように、株式CFDは仕組みを正しく理解すればとても有効な投資手段です。先述したように資金面で積極的な米国株投資ができてない人はCFDを利用してみてください。

 

株式CFDの始め方をこちらのページでまとめています。

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CFD投資におすすめの証券会社

CFD投資におすすめの証券会社です。

① IG証券


IG証券はFX、バイナリオプション、CFDなどのリーディングカンパニーです。様々な金融商品を幅広く取り扱っており、持っておくと便利な口座です。

日本国内で開設できる証券会社の中ではCFDの種類と銘柄数が圧倒的に多いです。特に株式CFDの取り扱い銘柄数が多く、個別株でCFD投資するなら必須の口座です。日本株、米国株のどちらも取り扱いがあります。

IG証券の口座はFXや債券なども取引できるオールインワン口座です。ノックアウトオプションなどの新しい商品もあるので持っておくと便利です。

② GMOクリック証券


GMOクリック証券ではCFDの他、株の現物・信用取引、投資信託、FXなどを幅広く取り扱っています。個別株CFDは米国株の取り扱いのみで日本株はありません。

取引手数料が0円のため、特に米国の個別株でCFD投資するなら必須の口座です。マイクロソフト、アップル、ディズニー、ナイキなど、代表的な銘柄をCFDで買うことができます。

シンプルな取引ルールとアプリ画面のため、初心者にはおすすめの証券口座です。まず小さくCFD投資を始めてみたいという人はここから始めると良いと思います。

③ 楽天証券


つみたてNISAなど投資信託の購入で楽天ポイントがもらえることで有名な楽天証券でもCFDの取り扱いが始まりました。株価指数CFDと商品CFDの取り扱いがあります。

FX取引ツールでお馴染みのMT4(Meta Trader 4)をプラットフォームとして採用していることが特徴です。MT4を使ったことが無い人にとってはとっつきにくいかもしれませんが、馴染みがある人には利用しやすいと思います。

MT4ではテクニカル分析や、それに基づいて自動売買をすることも可能です。CFD取引で自動売買Botなどを利用したい場合には利用メリットがあります。

④ ひまわり証券

くりっく株365
FXの自動売買で有名なループイフダンやくりっく株365の自動売買であるループ株365など、自動売買で定評のある証券会社です。

くりっく株365の株価指数はループ株365を使うこともできますし、使わずに1枚ずつ取引することもできます。ループ株365は複数本の発注を出すため多くの資金が必要なので、初心者の場合はまずマニュアルで1枚ずつ取引するのがおすすめです。

くりっく株365は店頭CFDと比べてレバレッジが高いため、少額で大きな利益を狙いたい人にもおすすめの口座です。