e-TaxでCFD取引を確定申告するときの入力場所は、FXや先物取引と同じ「先物取引に係る雑所得等の入力」です。
e-Taxの入力案内では説明があるものの、分かりにくいので整理します。(毎年、同じ場所を調べなおしてしまうので)
1.所得区分
個人の場合は「雑所得用」を選択します。
法人の場合は「事業所得用」を選択します。
カバードワラントの譲渡による収入の場合は「譲渡所得用」を選択します。
2.種類
CFD取引の場合は「証券CFD取引」と入力します。
FX取引の場合は「店頭外国為替証拠金取引」と入力します。
商品先物取引(金、原油など)の場合は「商品先物取引」と入力します。
金融商品先物取引(株価指数など)の場合は「金融商品先物取引」と入力します。
3.決済年月日
1年分をまとめて入力する確定申告の場合は空欄とします。
4.数量
1年分をまとめて入力する確定申告の場合は空欄とします。
5.決済の方法
CFD、FX、先物の場合は「仕切」を入力します。
「仕切」はポジションを決済したという意味です。
受け渡しなどのある金融商品の取引の場合は「転売」「権利行使」「譲渡放棄」のように入力します。
6.差金等決済に係る利益又は損失
「1年分の利益または損失」を入力します。
CFDと損益通算できる投資方法の組み合わせはこちらのページで解説しています。
CFD投資におすすめの証券会社です。
① IG証券
IG証券はFX、バイナリオプション、CFDなどのリーディングカンパニーです。様々な金融商品を幅広く取り扱っており、持っておくと便利な口座です。
日本国内で開設できる証券会社の中ではCFDの種類と銘柄数が圧倒的に多いです。特に株式CFDの取り扱い銘柄数が多く、個別株でCFD投資するなら必須の口座です。日本株、米国株のどちらも取り扱いがあります。
IG証券の口座はFXや債券なども取引できるオールインワン口座です。ノックアウトオプションなどの新しい商品もあるので持っておくと便利です。
② GMOクリック証券
GMOクリック証券ではCFDの他、株の現物・信用取引、投資信託、FXなどを幅広く取り扱っています。個別株CFDは米国株の取り扱いのみで日本株はありません。
取引手数料が0円のため、特に米国の個別株でCFD投資するなら必須の口座です。マイクロソフト、アップル、ディズニー、ナイキなど、代表的な銘柄をCFDで買うことができます。
シンプルな取引ルールとアプリ画面のため、初心者にはおすすめの証券口座です。まず小さくCFD投資を始めてみたいという人はここから始めると良いと思います。
③ 楽天証券
つみたてNISAなど投資信託の購入で楽天ポイントがもらえることで有名な楽天証券でもCFDの取り扱いが始まりました。株価指数CFDと商品CFDの取り扱いがあります。
FX取引ツールでお馴染みのMT4(Meta Trader 4)をプラットフォームとして採用していることが特徴です。MT4を使ったことが無い人にとってはとっつきにくいかもしれませんが、馴染みがある人には利用しやすいと思います。
MT4ではテクニカル分析や、それに基づいて自動売買をすることも可能です。CFD取引で自動売買Botなどを利用したい場合には利用メリットがあります。
④ ひまわり証券
FXの自動売買で有名なループイフダンやくりっく株365の自動売買であるループ株365など、自動売買で定評のある証券会社です。
くりっく株365の株価指数はループ株365を使うこともできますし、使わずに1枚ずつ取引することもできます。ループ株365は複数本の発注を出すため多くの資金が必要なので、初心者の場合はまずマニュアルで1枚ずつ取引するのがおすすめです。
くりっく株365は店頭CFDと比べてレバレッジが高いため、少額で大きな利益を狙いたい人にもおすすめの口座です。