株価指数CFD PR

株価指数CFDとは?仕組みとメリットを解説。日経平均、NYダウなど。

株価指数CFDとは?仕組みとメリット
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株価指数CFDとは、株価指数を参照原資産とする金融派生商品(デリバティブ)です。

株価指数とは、特定の取引所などに上場する銘柄をグループ化したものです。日本であれば日経平均株価指数が代表的です。米国であればNYダウやNASDAQなどが代表的です。

株価指数の将来の値動きを見越した市場が先物市場で、そこでは株価指数先物が取引されています。この株価指数先物を参照原資産として作られるものが株価指数CFDです。

また、株価指数に連動することを目指した株価指数ETF(上場投資信託)もあり、これを参照原資産として作られるCFDもあります。

よって株価指数CFDは株価指数先物や株価指数ETFの延長にあるものですが、CFDは比較的新しい取引形態であり、多くのメリットがあります。

株価指数CFDとは

株価指数CFDには、GMOクリック証券など各証券会社のCFD取引である「店頭CFD」と、東京金融取引所に上場している「取引所CFD(くりっく株365)」とで、大きく分けて2種類あります。

株価指数CFDとは株価指数CFDとは

店頭CFDと取引所CFDではルールが大きく異なります。また、店頭CFDの中でも参照原資産が先物とETFでは、配当や金利といった調整額の条件が異なります。

しかし、このページでは複雑な説明は避け、株価指数CFDの仕組みとメリットにフォーカスして説明します。

店頭CFDと取引所CFD(くりっく株365)についてはこちらのページにまとめていますので、詳しく知りたい方はご覧いただければと思います。

株価指数CFDの始め方。店頭CFDと取引所CFD(くりっく株365)
株価指数CFDの始め方。店頭CFD、取引所CFD(くりっく株365)の違い。日経平均やNYダウなどの株価インデックス投資が一般的になり、株価指数CFDの人気も広がっています。 株価指数CFDは「手数料なし」...

株価指数CFDの特徴

株価指数CFDが選ばれる理由は3つあります。

株価指数CFDのメリット
  1. 少額から始められる(最低必要証拠金額が少ない)
  2. 決済期限がない、または決済期限が長い。
  3. 配当金がある。

他にも「取引手数料が無い」「スプレッド制で分かりやすい」「ほぼ24時間取引可能」などのメリットもありますが、特に大きな利点はこの3点です。

必要な資金が少ない

株価指数CFDは証拠金差金決済取引でありレバレッジがあるため、必要な資金(最低必要証拠金額)が少なくてすみます。

株価指数CFDの場合は10倍のレバレッジがあるので、売買価格の1/10の証拠金で取引ができます。

日経平均、NYダウ株価指数CFDの場合は下表となります。必要証拠金の計算式は、価格×取引単位÷10(レバレッジ)×取引単位です。

項目 日経平均 NYダウ
価格 26,430円 29,840ドル
取引単位 ×10 ×0.1
最低必要証拠金 26,430円 31,132円
※104.33円/ドル

上記はGMOクリック証券の株価指数CFDですが、NYダウの取引単位が0.1のため、価格に比べて必要証拠金は小さくなっています。米国の株価指数の取引単位は証券会社によって異なりますが、日本の株価指数であればほとんど同じです。

ちなみに先物の場合は下表となります。

項目 日経平均 NYダウ
価格 26,430円 29,840ドル
取引単位 ×100 ×100
最低必要証拠金 138,000円 175,200円

上記はSBI証券の株価指数先物です。先物は取引単位もCFDに比べて大きいので、最低必要証拠金も大きくなります。資金力がよほど高くない限り先物取引は厳しいと思います。

また、取引単位が大きいということは、指数の変動をより大きく受けることになります。同じ10%の変動でも、大きなポジションを持っているほうが当然影響は大きいです。

決算期日が無い

株価指数先物には限月(げんげつ)という決算期日があります。ニュースなどでSQ日と呼ばれるもので、この日が到来するとポジションは強制決済されます。

含み益を引き延ばしたい場合でも、含み損が減るまで待ちたい場合でも、問答無用に決済されます。期間が限定された取引で勝てる人はいいですが、多くの人には難しいと思います。

投資は基本的に「長期」で「分散」して買いながら、時間を味方につけて資産を形成していくものです。株価指数CFDは決済期限がないので、長期間ポジションを持てます。

後述するとおり株価指数CFDには配当があるので、毎月定額を積立ながら値上がりと配当による利益を期待して投資する人もいます。

配当金がある

株価指数先物は配当を折り込んだ価格形成のため、配当金がありません。株価指数CFDは配当があるので、配当目当てに投資することもできます。

株価指数CFDを始める人で、配当金の仕組みが分からないと質問されることがよくあります。同じ株価指数CFDでもGMOクリック証券などの店頭CFDと、くりっく株365の取引所CFDでは仕組みが異なるのが原因です。

結論から言うと、どちらの株価指数CFDも配当はあります。

店頭CFDの場合は先物の限月乗り換え(年4回ほど)に価格調整額として受け取れます。くりっく株365は構成銘柄の権利確定日にポジションを持っていると配当が受け取れます。

ただし、ドイツDAX指数のようにそもそも配当がない株価指数だと、どちらのCFDでも配当はありません。配当目的なら日経平均のように配当のある株価指数へ投資しましょう。

少し複雑ですが、詳しく知りたい人は下記のページにまとめています。

株価指数CFD。配当と金利(調整額)
株価指数CFDの配当と金利を解説。価格調整額、権利調整額、金利調整額。CFDは、レバレッジが効くため少額から投資できたり、柔軟な数量、単位で売買できたりと多くのメリットがある投資方法です。 その一方で...

 

株価指数CFDはインデックス(指数)投資が人気になる中で注目の投資方法です。

GMOクリック証券などで簡単に始められるので、まずは日経平均やイギリスFTSEなどで始めるとよいと思います。

CFD投資におすすめの証券会社

CFD投資におすすめの証券会社です。

① IG証券


IG証券はFX、バイナリオプション、CFDなどのリーディングカンパニーです。様々な金融商品を幅広く取り扱っており、持っておくと便利な口座です。

日本国内で開設できる証券会社の中ではCFDの種類と銘柄数が圧倒的に多いです。特に株式CFDの取り扱い銘柄数が多く、個別株でCFD投資するなら必須の口座です。日本株、米国株のどちらも取り扱いがあります。

IG証券の口座はFXや債券なども取引できるオールインワン口座です。ノックアウトオプションなどの新しい商品もあるので持っておくと便利です。

② GMOクリック証券


GMOクリック証券ではCFDの他、株の現物・信用取引、投資信託、FXなどを幅広く取り扱っています。個別株CFDは米国株の取り扱いのみで日本株はありません。

取引手数料が0円のため、特に米国の個別株でCFD投資するなら必須の口座です。マイクロソフト、アップル、ディズニー、ナイキなど、代表的な銘柄をCFDで買うことができます。

シンプルな取引ルールとアプリ画面のため、初心者にはおすすめの証券口座です。まず小さくCFD投資を始めてみたいという人はここから始めると良いと思います。

③ 楽天証券


つみたてNISAなど投資信託の購入で楽天ポイントがもらえることで有名な楽天証券でもCFDの取り扱いが始まりました。株価指数CFDと商品CFDの取り扱いがあります。

FX取引ツールでお馴染みのMT4(Meta Trader 4)をプラットフォームとして採用していることが特徴です。MT4を使ったことが無い人にとってはとっつきにくいかもしれませんが、馴染みがある人には利用しやすいと思います。

MT4ではテクニカル分析や、それに基づいて自動売買をすることも可能です。CFD取引で自動売買Botなどを利用したい場合には利用メリットがあります。

④ ひまわり証券

くりっく株365
FXの自動売買で有名なループイフダンやくりっく株365の自動売買であるループ株365など、自動売買で定評のある証券会社です。

くりっく株365の株価指数はループ株365を使うこともできますし、使わずに1枚ずつ取引することもできます。ループ株365は複数本の発注を出すため多くの資金が必要なので、初心者の場合はまずマニュアルで1枚ずつ取引するのがおすすめです。

くりっく株365は店頭CFDと比べてレバレッジが高いため、少額で大きな利益を狙いたい人にもおすすめの口座です。