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株式CFDにおすすめの証券会社。取引手数料とスプレッドを米国株、日本株で比較

日米株式CFDの手数料比較
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個別株の株式CFDの取扱いのある3つの証券会社で「取引手数料」と「スプレッド」を比較します。

どんな場合に、どの証券会社で「最も手数料が安くなるのか」が分かります。

比較する証券会社

GMOクリック証券
IG証券
サクソバンク証券

手数料の体系は証券会社ごとで異なります。スプレッド制のケースと、取引額に対して一定の比率を手数料とするケースがあります。

株式CFDの証券会社手数料比較株式CFDの証券会社手数料比較

そこで、このページでは「いくらの取引額」なら「どこの証券会社の手数料が安くなるのか」を具体的な銘柄を例にして比較します。

なお、手数料以外も含めた比較を「CFDにおすすめの証券会社」でしています。

CFD取引のおすすめ証券会社
CFD取引におすすめの証券会社を徹底比較。銘柄の種類、銘柄数、手数料で選ぶCFD取引におすすめの証券会社を比較します。 株式CFD、株価指数CFD、商品CFDの全ての種類で取扱いのある「GMOクリック証券...

このページと合わせて読めば、さらに「自分に向いている証券会社」が分かると思います。

このページはこちらが分かります。

  1. 米国株式CFDの手数料比較
  2. 日本株式CFDの手数料比較

米国株式CFDの比較

スプレッド制の証券会社と、取引金額に応じた取引手数料の証券会社があります。まず表で各社の手数料体系をまとめます。

▼米国株式CFDの手数料

証券会社 取引手数料 スプレッド
GMOクリック証券 なし あり
IG証券 16.5ドル/1取引 なし
サクソバンク証券 取引金額×0.15%
(最低5ドル)
なし

なお、サクソバンク証券の最低取引手数料は5ドルです。取引金額の0.15%が手数料なので、取引金額が3,333ドル以下であれば5ドルになります。

IG証券とサクソバンク証券の比較

まず「取引手数料あり」「スプレッドなし」のIG証券とサクソバンク証券を比較します。

IG証券は取引金額に関わらず「一律で1注文あたり16.5ドル」の取引手数料です。サクソバンク証券は「3,333ドル以上は取引金額の0.15%」が取引手数料です。

取引金額が11,000ドルの時、サクソバンク証券の取引手数料がIG証券と同じ16.5ドルになるため、この金額が分かれ目となります。

銘柄や枚数などに関わらず、1回の取引金額だけが11,000ドルより上か下かで、どちらの取引手数料が安くなるかが決まります。

IG証券とサクソバンク証券の分岐点

1回の取引金額が11,000ドル以上だとIG証券の手数料が安く、11,000ドル以下だとサクソバンク証券が安くなる。

参考までに具体的な銘柄で分岐点をいくつか上げます。

▼IG証券とサクソバンク証券の分岐点となる取引金額

銘柄 株価 株数 取引金額
Intel 53.58ドル 206株 11,037.48ドル
Apple 155.12ドル 71株 11,037.48ドル
Microsoft 300.23ドル 37株 11,108.51ドル
Amazon 3,526.07ドル 4株 14,104.28ドル

※2021年9月の株価を参考

表に示した銘柄の場合、この取引金額よりも高ければIG証券が安く、この取引金額よりも低ければサクソバンク証券が安いということです。

GMOクリック証券とIG証券の比較

次にGMOクリック証券とIG証券を比較します。

GMOクリック証券は取引手数料なしのスプレッド制ですが、スプレッドは銘柄によって変わるので、単純に比較はできません。

そこで、実際の株価とスプレッドを使って比較します。

スプレッド率は「スプレッド÷株価」です。なお、スプレッド率は銘柄ごとに異なり、一律ではありません。

▼GMOクリック証券のスプレッド

銘柄 株価 スプレッド スプレッド率 
Intel 53.58ドル 0.2ドル 0.37%
Apple 155.12ドル 0.5ドル 0.32%
Microsoft 300.23ドル 0.5ドル 0.17%
Amazon 3,526.07ドル 5ドル 0.14%

※2021年9月の株価とスプレッドを参考

IG証券の取引手数料は16.5ドルなので、GMOクリック証券の合計スプレッドが16.5ドルになる株数が分岐点です。

▼GMOクリック証券とIG証券との分岐点となる取引金額

銘柄 スプレッド 取引金額(株数) 合計スプレッド 
Intel 0.2 ドル 4,179ドル(78株) 16.5 ドル
Apple 0.5 ドル 5,119ドル(33株) 16.5 ドル
Microsoft 0.5 ドル 9,908ドル(33株) 16.5 ドル
Amazon 5 ドル 10,578ドル(3株) 15 ドル

表に示した銘柄の場合、この取引金額よりも低ければGMOクリック証券が安く、この取引金額よりも高ければIG証券の方が安いということです。

GMOクリック証券とサクソバンク証券の比較

最後にGMOクリック証券とサクソバンク証券を比較します。

サクソバンク証券の取引手数料は取引金額が「3,333ドル以下なら5ドル」、取引金額が「3,333ドル以上なら0.15%」です。この5ドルを基準に比較すると下表となります。

銘柄 取引金額(株数) GMOクリック証券 サクソバンク証券 
Intel 1,339.5ドル(25株) 5 ドル 5 ドル
Apple 1,551.2ドル(10株) 5 ドル 5 ドル
Microsoft 3,002.3ドル(10株) 5 ドル 5 ドル
Amazon 3,526.07ドル(1株) 5 ドル 5.29 ドル

表に示した銘柄の場合、この取引金額よりも低ければGMOクリック証券が安く、この取引金額よりも高ければサクソバンク証券の方が安いということです。

GMOクリック証券では株価の高い銘柄の方がスプレッド率が小さいため、1株価格の高い銘柄ほど恩恵があることになります。

比較した結論としては、以下になります。

米国株式CFDの手数料
  • 取引金額が小さい場合はGMOクリック証券が良い。
  • 取引金額が11,000ドルを超える場合はIG証券が良い。
  • 取引金額が11,000ドルを超えない場合はサクソバンク証券が良い。

1回の取引金額が小さい場合はGMOクリック証券がおすすめで、1回の取引金額が大きい場合はIG証券がおすすめです。

日本株式CFDの比較

米国株式CFDと同じように日本株式CFDについても比較します。まず表で各社の手数料体系をまとめます。

GMOクリック証券には日本株式CFDの取扱いがないので、IG証券とサクソバンク証券の比較です。

▼日本株式CFDの手数料

手数料 IG証券 サクソバンク証券
片道手数料 取引金額×0.055 % なし
オンライン手数料 110円/1取引 なし
日計り取引 なし 取引金額×0.05%
スプレッド なし なし

日計り取引とは「その日に買ってその日に売る」取引のことです。

サクソバンク証券の日本株式CFDでは、日計り取引以外は取引手数料をキャッシュバックすることで実質的に取引手数料を無料にしています。

普通はデイトレードでもしない限り日計り取引はしないでしょうから、日本株式CFDの手数料は無料と考えればOKです。

日本株式CFDではサクソバンク証券の方が手数料は安いです。ただ、デイトレードでなければ差は0.005%ですから、それほど気にするものではないと思います。

 

 

かなり密度の濃い内容だったと思いますが「自分に向いている証券会社」が分かったのではないかと思います。

銘柄や取引金額で口座を使い分けてもいいですし、ひとつの口座で全て取引するでもいいと思います。大事なのは手数料を理解した上で取引をすることです。

CFD取引はレバレッジがあるためコストパフォーマンスは良いですが、現物と比べると手数料が必要なため、適当な取引をしていると手数料で目減りしてしまいます。

内容を理解した上で取引することを心がけると良いと思います。

 

株式CFDの始め方をこちらのページでまとめています。

「日米個別株式CFDの始め方」「証券会社の比較」「株式CFDの配当と金利」をまとめているのでご覧ください。

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CFD投資におすすめの証券会社

CFD投資におすすめの証券会社です。

① IG証券


IG証券はFX、バイナリオプション、CFDなどのリーディングカンパニーです。様々な金融商品を幅広く取り扱っており、持っておくと便利な口座です。

日本国内で開設できる証券会社の中ではCFDの種類と銘柄数が圧倒的に多いです。特に株式CFDの取り扱い銘柄数が多く、個別株でCFD投資するなら必須の口座です。日本株、米国株のどちらも取り扱いがあります。

IG証券の口座はFXや債券なども取引できるオールインワン口座です。ノックアウトオプションなどの新しい商品もあるので持っておくと便利です。

② GMOクリック証券


GMOクリック証券ではCFDの他、株の現物・信用取引、投資信託、FXなどを幅広く取り扱っています。個別株CFDは米国株の取り扱いのみで日本株はありません。

取引手数料が0円のため、特に米国の個別株でCFD投資するなら必須の口座です。マイクロソフト、アップル、ディズニー、ナイキなど、代表的な銘柄をCFDで買うことができます。

シンプルな取引ルールとアプリ画面のため、初心者にはおすすめの証券口座です。まず小さくCFD投資を始めてみたいという人はここから始めると良いと思います。

③ 楽天証券


つみたてNISAなど投資信託の購入で楽天ポイントがもらえることで有名な楽天証券でもCFDの取り扱いが始まりました。株価指数CFDと商品CFDの取り扱いがあります。

FX取引ツールでお馴染みのMT4(Meta Trader 4)をプラットフォームとして採用していることが特徴です。MT4を使ったことが無い人にとってはとっつきにくいかもしれませんが、馴染みがある人には利用しやすいと思います。

MT4ではテクニカル分析や、それに基づいて自動売買をすることも可能です。CFD取引で自動売買Botなどを利用したい場合には利用メリットがあります。

④ ひまわり証券

くりっく株365
FXの自動売買で有名なループイフダンやくりっく株365の自動売買であるループ株365など、自動売買で定評のある証券会社です。

くりっく株365の株価指数はループ株365を使うこともできますし、使わずに1枚ずつ取引することもできます。ループ株365は複数本の発注を出すため多くの資金が必要なので、初心者の場合はまずマニュアルで1枚ずつ取引するのがおすすめです。

くりっく株365は店頭CFDと比べてレバレッジが高いため、少額で大きな利益を狙いたい人にもおすすめの口座です。