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CFDの確定申告。現物株やETFは損益通算できず、先物やFXは損益通算できる

CFD取引の確定申告と損益通算
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CFDの取引で利益が出た場合、株やFXなどと同様に確定申告と納税が必要です。

確定申告では、CFDの損益は「先物取引に係る雑所得等」に入力します。これはFXや先物取引などと同じ入力項目です。

CFDであればどのCFDでも同じです。米国株CFD、日本株CFD、株価指数CFD、商品CFDと、全て同じ「先物取引に係る雑所得等」です。

確定申告することで、CFDの損益はFXや先物取引の損益と損益通算できます。しかし、現物株やETFとは損益通算できません。

もちろん、同じCFDの取引を損益通算することはできます。たとえば、株式CFDと株価指数CFD、株価指数CFDと商品CFDの損益を相殺するなどです。

損益通算できる投資方法の組み合わせ損益通算できる投資方法の組み合わせ

このページでは、損益通算できる投資方法について代表的なものを説明します。

損益通算できる投資方法

損益通算できるかどうかは税区分によって決まります。

CFDと損益通算できるのはFX、先物、オプションなどです。CFDは株式やETFとの損益通算はできないので覚えておきましょう。

損益通算区分 税区分 投資方法
A 分離課税
雑所得
CFD
FX
先物
オプション
バイナリオプション
B 分離課税
譲渡所得
株式
投資信託
ETF
C 総合課税
雑所得
暗号通貨

A~Bの同じ区分に属するもの同士が損益通算できるものです。CFDはAの区分に属し、FXや先物取引、オプション取引などと損益通算できます。

Bの区分でも、NISAは通常の株式や投資信託、ETFなどと損益通算できません。NISA口座とそれ以外の口座を損益通算することはできないので注意しましょう。

また、Cの暗号通貨の区分は、他の投資方法と損益通算できません。さらに暗号通貨は他の2つと比べて税率が高いので、暗号通貨への投資は十分な考慮と注意が必要です。

株式CFDをメインに投資する場合は、株価指数CFDなどの別のCFDやFXを副として投資し、損益通算できるようにしておくと良いと思います。

CFDは国内証券会社のGMOクリック証券が便利です。米国株、株価指数、商品を幅広くCFDで取引することができます。

 

このページでは損益通算について説明しました。

損益通算については国税庁のHPに詳しい説明があるので、副業の所得や不動産所得などの損益通算について知りたい場合はそちらを参考にしてください。

また、損益通算に関係して「口座」の種類があります。一般口座、特定口座(源泉徴収あり)、特定口座(源泉徴収なし)、NISA口座など、一度は聞いたことがあると思います。

これらの口座の違いおよび口座ごとに対象となる金融商品について、こちらのページで説明しています。ぜひ、参考にしてください。

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CFDの確定申告の入力方法(入力例)をこちらのページで説明しています。「先物取引に係る雑所得等の入力」へ記入するときの例として参考にしてください。

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また、株式CFDの始め方をこちらのページでまとめています。「日米個別株式CFDの始め方」「証券会社の比較」「株式CFDの配当と金利」をまとめています。

株式CFDの始め方日本株、米国株
株式CFDの始め方(日本株、米国株)。証券会社の比較とメリット・デメリットも解説日本と米国の個別株式CFDについて、解説ページをまとめています。 日本、米国の個別株式CFDの始め方、ならびに証券会社の比較 ...
CFD投資におすすめの証券会社

CFD投資におすすめの証券会社です。

① IG証券


IG証券はFX、バイナリオプション、CFDなどのリーディングカンパニーです。様々な金融商品を幅広く取り扱っており、持っておくと便利な口座です。

日本国内で開設できる証券会社の中ではCFDの種類と銘柄数が圧倒的に多いです。特に株式CFDの取り扱い銘柄数が多く、個別株でCFD投資するなら必須の口座です。日本株、米国株のどちらも取り扱いがあります。

IG証券の口座はFXや債券なども取引できるオールインワン口座です。ノックアウトオプションなどの新しい商品もあるので持っておくと便利です。

② GMOクリック証券


GMOクリック証券ではCFDの他、株の現物・信用取引、投資信託、FXなどを幅広く取り扱っています。個別株CFDは米国株の取り扱いのみで日本株はありません。

取引手数料が0円のため、特に米国の個別株でCFD投資するなら必須の口座です。マイクロソフト、アップル、ディズニー、ナイキなど、代表的な銘柄をCFDで買うことができます。

シンプルな取引ルールとアプリ画面のため、初心者にはおすすめの証券口座です。まず小さくCFD投資を始めてみたいという人はここから始めると良いと思います。

③ 楽天証券


つみたてNISAなど投資信託の購入で楽天ポイントがもらえることで有名な楽天証券でもCFDの取り扱いが始まりました。株価指数CFDと商品CFDの取り扱いがあります。

FX取引ツールでお馴染みのMT4(Meta Trader 4)をプラットフォームとして採用していることが特徴です。MT4を使ったことが無い人にとってはとっつきにくいかもしれませんが、馴染みがある人には利用しやすいと思います。

MT4ではテクニカル分析や、それに基づいて自動売買をすることも可能です。CFD取引で自動売買Botなどを利用したい場合には利用メリットがあります。

④ ひまわり証券

くりっく株365
FXの自動売買で有名なループイフダンやくりっく株365の自動売買であるループ株365など、自動売買で定評のある証券会社です。

くりっく株365の株価指数はループ株365を使うこともできますし、使わずに1枚ずつ取引することもできます。ループ株365は複数本の発注を出すため多くの資金が必要なので、初心者の場合はまずマニュアルで1枚ずつ取引するのがおすすめです。

くりっく株365は店頭CFDと比べてレバレッジが高いため、少額で大きな利益を狙いたい人にもおすすめの口座です。